風来ガール、なんか書く。

アメリカに行けると思って、やっぱり行けなくなった話

大学のクラスが全てオンライン授業になった場合、留学生のアメリカへの入国を禁じ、アメリカ国内にいる大学生を国外撤去させる方針をアメリカ政府が出したのが7月6日。その1週間後の7月14日に政府はその方針を撤回した。

www.bbc.com

 「アメリカに戻れないかも...」と落ちこんで、「おお! 戻れる!」と喜び、航空券をキャンセルする必要がなくなったと胸をなでおろし、ボストンでお世話になっていた方々に連絡したりとしていたところ、突然大学の留学生担当者から来た「あなたはアメリカに戻れません」のメッセージ。

7月24日にアメリカ政府が留学生に関する規定の詳細を発表した。その内容によると、大学が「オンライン授業のみ」を行う場合、「新たな学生ビザ(F-1)の発行は行わない」と決めたそうだ。つまり、すでに大学に在籍している学生は、オンライン授業のみの場合でも持っているビザでアメリカに戻ることができるが、私のように休学中にビザが切れている学生の場合は、新たなビザが発行されない。よって、F-1ステータス(学生ビザ)を持っている大学生としてアメリカに入国することができないというわけだ。(観光ビザで入ることはできる。)

ちなみに、基準は3月9日時点でビザを所有しており、大学に在籍しているかどうか。私の場合は休学をしていて大学に通っておらず、ビザが切れていたため、これに該当しなかった。

news.yahoo.co.jp

 「こんなことってある!? 集合でいうところのまさに교집합(交集合)のポジションじゃんっっ!! (日本語だと共通部分って言うんですね)」と、頭の中でAとBの丸を書いて交わるところを黒く塗りながら間に「私」と書くというわけのわからない想像をしながら、「二転三転とはこういう事を言うのだなぁ」としみじみ。「二転で止まっておいてくれてよかったよ! 三転目いらないから!」と騒いで一瞬萎えたけど、もうコロコロと転がされすぎて、もはや大したショックも感じることもなく、今に至る。短期間で「一喜一憂」と「二転三転」をしっかり体感した。私が四字熟語の本の編集担当になったら、間違いなくこれらのエピソードを例文にするだろう。

  

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A=全てのクラスがオンラインで行われる大学の学生
B=学生ビザ(F-1)を新しく取得する学生

唯一良かったことと言えば、フライトをキャンセルした場合、航空券の金額分のマイルが発行されると思っていたら、全額払い戻しをしてもらえたこと。航空会社のサイトでフライトのキャンセルの手続きをしていたら、バグって画面が進まなかったので電話で問い合わせたところ、すぐに払い戻しの手続きをしてもらえた。丁寧な対応で感動したので、電話の最後のアンケートに高評価を押させていただきました。

いつもなら、安いサイトで格安航空券を購入していたが、今回たまたまちゃんとしたサイトで購入していて本当によかった笑。これからはちゃんとしたところで買おう。

ja.delta.com

ちなみに、今回たまたま使っていたちゃんとしたサイトとは、デルタ航空のこと。コロナの影響でフライトの変更、キャンセルが必要な場合は、条件を満たした航空券だと変更手数料なし、払い戻し可能などもありえるので1度チェックしてみるといいかも。

コロナ禍で世界の航空会社、旅行会社は大打撃を受けていらっしゃると思うが、コロナが落ち着いたら絶対旅行させていただきます!!